2022/12/05 15:01

皆様こんにちは。今回のブログは当社の代表山下についてです。

今回のブログはちょっと珍しい方式でQ&A方式で進めていこうと思います。
Qの部分は田辺が。Aの部分は山下の発言になります。
では、スタートです。

Q.まずは社長の職務遍歴についてお聞きしますね
A.この年まで色々な事をしたからね~
一番初めは製薬会社の営業だったね。大分で営業してたんだけど、その時には日本一の売り上げを立てたんだよ。
他にも仏壇屋さんのとこで働いたり、着物の卸屋さんのとこにいったり、色々な事を経験をしたよ。
最後は30代でリフォームの会社を始めてね。それが転職で60代までその仕事をしてたよ。

Q.色々なお仕事をした中で、なぜ最後はリフォーム会社に落ち着いたんですか?
A.やっぱりやりがいがあったんだよね。居、食、住って言葉があるくらい住まいは大事なものだからね。家の事で困ったら、皆どんなことでもあたしのとこに相談にくるんだよ。あたしも困ってる人が見過ごせないから、頼まれてもないのに自分から首を突っ込んだりね(笑)

ある時、外壁の塗装をしに行った時はね、その家の隣が今で言うゴミ屋敷で。作業するのには問題ないんだけど、見てられなくてね。
そこで職人達には作業をしてもらって、あたしはその家の掃除をしたのよ。
Q.おひとりでされたんですか!?あと隣の家の方から許可はとったんですか?
A.もちろんひとりだよ。職人たちには職人の仕事があるからね。
許可もとってないよ。だってゴミを片付けてもらって文句言う人はいないでしょ。
Q.それは凄いですね。。人によっては怒りそうな気もしますけど、大丈夫だだったんですか?
A.もちろん。片付けてくれてありがとうとお礼を言われたよ。ただ家主さんはずっといない家だったから周りの人にだけどね。

Q.なるほど。家主さんがいない、空き家だったんですね。それならよかったです?
他になにか印象に残ってるお話はありますか?
A.あとは屋根の修理の時の話かな。修理を頼まれた家の隣に、すごく大きな銀杏の木があってね。
こっちの家まで伸びてて困ってたんだけど、何度言ってもその人が剪定をしてくれなくてね。
あたしが作業をしようにも伸びた枝で出来ない。困ったあたしは物の試しで、木の選定をさせてくれんかと頼みにいったの。
そしたら何故かすんなりいいよと。不思議だけど昔っから私が話をすると皆すんなりいいよとなるのよ

Q.なるほど。社長の人柄の成せる技ですかね?それでその後は剪定を行い、滞りなく作業は進んだんですか?
A.そうなったらよかったんだけどね~。作業自体は問題なかったのよ。
ただ木の剪定をする時にね、乗ってる木の枝が折れて、落っこちてしまったの
Q.木から落ちたんですか?それで怪我は??
A.それがね~。落ちた時に危ない!と思って、咄嗟に体を捻って背中から、受け身をとるような形で落ちたからそこまで大きな怪我もなく済んだのよ。
Q.それはなによりでした。社長の長い人生を紐解くと、インパクトのあるお話が多すぎて書ききれないので、名残惜しいですが、そろそろ締めに入らせて頂きます(笑)

Q.最後にお聞きしたいのは、長いリフォームの仕事の中でこれが自慢だ!みたいなものがあれば一つお願いします。
A.自慢っていうと少し恥ずかしいけど。。強いてあげるなら雨漏りの仕事かな。
うちに来る人で多かったのが、雨漏りの相談なのよ。そしてうちの棟梁は腕の良い昔気質のよか男でね。
他のとこでは見つけられなかった雨漏りも、どんなに時間がかかろうと必ず見つけて直してみせたのよ。
Q.たしかに社長とお話させて頂くと、いつも話の中に棟梁さんがでますもんね
A.うん。ほんとうによか男だった。ただ棟梁も、あたしも昔ながらの人間だから、自分の技術の向上ばかりに目がいって、後進の育成ができなかったんだよね。。
そのせいで職人の高齢化と共にリフォームの会社も閉めることになったからね。。

Q.なるほど。そういう経緯があったんですね。
僕もこのブログを書くにあたって貴重なお話が聞けて、とても勉強になりました。
また第二回の予定もあるのでよろしくお願いします。
A.あたしも話をするのは好きだから、またいつでも聞いてよ。お疲れ様だったね。

以上が第1回の青年期から定年までの人生になります。
ほんとはもっと書きたい話があったんですが、多すぎて書ききれなかったのが無念です。。
それでも充分すぎるほど長かったと思いますが(;'∀')
お付き合いして下さった皆さんありがとうございました。よかったら第2回も覗いてみて下さい。

ベンリー技研 山下具了 田辺健太